2024.01.25
結局断れなかった。花屋敷さんに連れていかれたのは路地裏みたいなところにあるお店。雑居ビルの二階にあるのだけど階段を上がり、重々しそうな木製のドアを開くと、『カランカラン』 カウベルが鳴る仕組みか。店には長いカウンターがあって、カウンターの後ろにビッシリと並んでいるのは洋酒だ。ベストを着込んだ男の人がいると言うことは、「風吹さんは、こういう店は初めてですか?」 初めてではない。飲み会の流れで連れて来られた事もあるのはある。だけど明日菜にはちょっと敷居が高い感じ。いわゆるオーセンティック・バーになると思うけど、肩が凝…...